2010年12月13日月曜日

デューラー黙示録

2010年12月5日
東京藝術大学美術館、「黙示録―デューラー/ルドン」展にいきました。
版画を紙に刷り配布するという当時の新たなメディアへの挑戦。説明的な表現になるのはそのための必然かもしれません。
もう一度ヨハネの黙示録を読み返して、これらの作品を見直してみたいですね。

2010年11月29日月曜日

2010年11月28日にアルブレヒト・デューラー版画素描展、国立西洋美術館、を見に行きました。
なんとオーストラリアにデューラーの版画のコレクションがあったのですね。知りませんでした。
面を埋め尽くすエネルギーが強烈ですね。日本の余白の美とは対極にあるものを感じます。
今回は、宗教、肖像、自然の3部構成でしたが、宗教にかける情熱が熱いです。
所で、デューラーの描く女性は、聖母マリアも含めて、美しいとか可愛いとかでないのは何でなんでしょうか。時代の美意識のせい、それともデューラーの個人的な趣向なのか。

2010年11月27日土曜日

円山応挙


ブログの投稿が一週間遅れになりましたが、2010年11月21日に円山応挙展に行きました。三井記念美術館です。
円山応挙がに消失点を持つ遠近法で絵を書いていたなんて知りませんでした。まあ今で言えば3Dの絵本みたいなものだったのかも知れませんね。
江戸川両岸図巻はじっと見ていると淀川を京から大阪まで船で移動しているような気分でした。左岸が上下逆さまになっているのも面白い。
蘭亭曲水図襖は、王羲之が蘭亭で四十一人の文人と流れに觴(さかずき)を流して詩を作り遊んだという、定番のテーマ。流れが右から左へ流れているのかと思って見ていたら、左から右へ流れているようですね。
雪松図屏風は、やはり一番の見所か。5mくらい離れてみると本当に柔らかい雪が松を覆っているよう。ただ近づいて見ると細く短い筆の跡がたくさん見える。この、遠くから見ると目の錯覚でリアルさが増し、一方で装飾的な感じもあるというのを見て、なにかシニャックとの類似を思いました。

2010年11月12日金曜日

愛知トリエンナーレ




またまた、見に行った順序とBLOGに投稿する順序が違いますが、愛知トリエンナーレに行った記憶が無くならないうちに、このメモも残したいと思います。
作品として見てよかったと思ったのは、蔡國強の火薬を使った作品。メーキングの画像も流れていて、作品を作る様子もよくわかりました。蔡國強さんが火をつけた後、皆で火を消しにいくところは笑えましたが。偶然にも手伝ってもらい作品を作るのを見て、昔のポロックの映画を思い出しました。

2010年11月9日火曜日

丸山応挙

2010年11月9日
今日は、美術アカデミー&スクールの円山応挙のセミナーを受講。
丸山応挙は1733に生まれ1795に逝去。
今、三井記念美術館で展覧会開催中。
雪松図屏風は見に行かなければいけませんね。

2010年11月7日日曜日

五島記念文化財団20周年記念展 美の潮流


2010年11月6日。
五島記念文化財団の五島記念文化賞の過去の受賞者の作品を一同に会して「美の潮流」展がBunkamuraザ・ミュージアムで行われているので、見に行ってきました。
入場料は無料!
パワーが伝わってくる作品が多かったように思いますが、そのなかでも良かったのは、手塚愛子さんのできあがった織物の一部を解体してみせるという作品、rect08-1/F20元の糸が糸だと主張しているように見えました。
神内康年さんの床に大きく広げた、ON the Floor 2009年、も良かった。道路の上に色々な小さなものが落ちているような作品といったら良いでしょうか。ポールオースターの小説ニューヨークトリロジーの中のCity of Glassでは道に落ちている小さなものを拾って歩く人の話が出てきますが、それを思い出しました。

2010年11月6日土曜日

古賀春江の全貌展


日にちが前後しますが、2010年10月中頃に古賀春江の全貌展、神奈川県立近代美術館葉山に行きました。
国立近代美術館所蔵の海など有名な作品もありました。その中で面白いと思ったのは水彩の作品。古賀春江は水彩もずいぶんやっていたのですね。

東大寺大仏 天平の至宝展


2010年11月6日
東大寺大仏—天平の至宝展に東京国立博物館平成館に行ってきました。
もちろん大仏があるわけでなく、東大寺周辺から発掘された瓦とか、大きな八角灯籠とか、2月堂本尊の光背とか、様々な展示と、大仏のCGです。
どうもこのへんに関してはまだ鑑賞の眼力がなく、そういうものかという感じでした。
そのなかで、造形的に面白かったのは伎楽の面、興味が持てたのは光背などに刻まれている様々な水の渦巻きのような模様でした。

ゴッホ展


2010年11月3日国立新美術館ゴッホ展へ。
アルルの寝室は3枚あるとの事。今回日本に来たのは、一番始めに書かれたゴッホ美術館所蔵のもの。展示室には部屋の実物大模型まであり気合いが入っていました。
あとは、有名どころでは、灰色のフェルト帽の自画像。顔の中心から放射状にのびるタッチがさすが。こんな表現は思いつかない。
花瓶のアイリスも人だかりがしていましたね。右の枝が垂れ下がっている感じが不思議。

2010年11月5日金曜日

Art Watcher 開設です

Artに関して、思いつくままに書く、備忘録のようなBlogです。