2010年11月27日土曜日

円山応挙


ブログの投稿が一週間遅れになりましたが、2010年11月21日に円山応挙展に行きました。三井記念美術館です。
円山応挙がに消失点を持つ遠近法で絵を書いていたなんて知りませんでした。まあ今で言えば3Dの絵本みたいなものだったのかも知れませんね。
江戸川両岸図巻はじっと見ていると淀川を京から大阪まで船で移動しているような気分でした。左岸が上下逆さまになっているのも面白い。
蘭亭曲水図襖は、王羲之が蘭亭で四十一人の文人と流れに觴(さかずき)を流して詩を作り遊んだという、定番のテーマ。流れが右から左へ流れているのかと思って見ていたら、左から右へ流れているようですね。
雪松図屏風は、やはり一番の見所か。5mくらい離れてみると本当に柔らかい雪が松を覆っているよう。ただ近づいて見ると細く短い筆の跡がたくさん見える。この、遠くから見ると目の錯覚でリアルさが増し、一方で装飾的な感じもあるというのを見て、なにかシニャックとの類似を思いました。

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